熱中症予防と水分補給

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投稿日:2023年6月16日

こんにちは!
仙台市青葉区でスポーツ障害予防、高齢者介護予防の依頼が多い『どうはく堂 西勝山接骨院』の道白です。

併設デイサービスに来られている利用者様のケアマネージャーさんから『水分補給』の重要性を説いて欲しいとの依頼があったので、水分補給の基礎的なお話をしていこうと思います。

人体の60~70%は水分で構成されています。
その水分のうち約10%を失うと様々な症状が現れてきます。
さらに15%を失うと生命の危機に陥る可能性も出てきます。
では体内の水分のうち10%~15%とはどのくらいでしょうか?
体重60キロの人だと360cc~540ccの水です。
コップ2~3杯くらいですね。
サウナにでも入っていたら、あっというまに汗として排出される量です。

主な脱水症状として
・ノドの渇きを強く感じる
・口の中が乾く
・尿量が極端に減る
・立ちくらみがする
・頭痛、めまいがする
・脱力感がある
・意識が朦朧とする

上記の症状が現れたら速やかに休憩をして水分を補給してください。
この症状が出始めたら、かなり危険水域です。
そうならないように水分摂取をコントロールしていくほうが重要です。

10分から15分に一口と決めて水分を補給するというような、ルールを作るのも効果的です。
汗や尿と一緒に電解質(塩分・カリウム等)も失われているので、できればスポーツ飲料などで補給できれば良いと思います。

私の個人的なお奨めは『梅干し+麦茶』です。
余計な糖分を取らなくても良い組合せです。
昔の職人さんたちは10時と15時の休憩に取るのは『漬物+お茶』でした。
経験的に良い組合せを知っていたのですね。

もうひとつ、特に高齢者の方々にとって水分補給の大切な役割があります。
それは脳梗塞を予防する、という役割です。
汗をかくと血液粘度が上がり(血液がドロドロになる)、血管が詰まりやすくなります。
夏場の起床時・庭仕事の後・風呂の後などに脳梗塞を起こすことは案外多いようです。
汗をかくのが嫌だとか、トイレが近くなるからとかの理由で水分補給をためらっていると、もっと重大な病気になる可能性もありますのでご注意くださいね!

・起床時
・出掛ける前
・帰宅時
・入浴の前後
・寝る前
上記のタイミングでコップ1杯の水を飲む習慣をつけましょう!

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